ご挨拶申し上げます

 ドウダンツツジは例年通り赤く染まり、ピラカンサスは鈴なりの赤い実をつけ、イチョウの木は黄金色に染まっていつもと変わらぬ晩秋の庭を演出しています。
窓に差し込む朝の太陽は明るく、いつもの晩秋風景ですのに何かいつもとは違うのです。

 この一年 思うようにお友達と会うこともできず、外出もためらっていました。
それでも暫くの間は本を読んだり音楽を聴くなど、のんびりとした時間を有効にと努めて明るく過ごしておりましたが・・・・・
あっと思う間に12月、例年の半分も活動しない日々を送ってしまいました。
オンラインに不慣れながらZoom、You Tube、LINEに挑戦してみたりと努力をして、遠くの方との会話も楽しんだのですが やはりFace to Face の大切さを感じて、いつもの慌ただしい日常では気づかない会話の温もりを改めて知る機会ともなりました。

 皆様 如何お過ごしでいらっしゃいますか?本当に大変なことになってしまいました。
なんとか勇気を前を向いて柔軟な心構えをもって歩まなくては。
新しい時代に挑戦してみましょう!

気持ちを高めて Chocolat作りを始めております。
明るく クリスマスに向けて希望をもって参りましょう。
ホットワインとチョコレートなど如何でしょうか?
心温まる出会いがありますように願いながら。

 May Christmas bring you peace and joy
     and your new year be filled with blessings

              Miyako Fukui

2020年 令和二年に向かって

 冬らしい寒さが戻っておりますが、皆さまお変わりなくお健やかに
クリスマスウイークをお過ごしのことと存じます。

 今年春 京都、奈良への旅 国宝窯変天目茶碗の2点を見に行きました。
 妖艶な光を放つ不思議さに圧倒されて、一瞬息をのむほどの興奮でした。
 11月は晩秋の紅葉を永観堂で、京都国立博物館では 佐竹本36歌仙絵を、
大阪、中之島の東洋陶磁美術館では青磁陶器など圧倒するほどの量を見せて
いただきました。奥深く限りなく美しい表現力の偉大さを感じる旅でした。


 手作りのChocolatをお目にかけて40余年 あらためて振り返りますと
沢山の方々に励まされ支えて頂きながらの感謝の日々でございます。
 楽しく懐かしい思いがよみがえります。
 新鮮な気持ちを忘れないよう今期も緊張して夢をお届けいたします。

 そろそろお手元にchicolatは届いておられますか?
 ゆっくりと23℃位の適温に戻されてからお楽しみくださいませ。
               Miyako Fukui
   May your holidays be filled
     With laughter and song,
   And may your happiness last
     the whole year long.
    Have a Merry Christmas

お健やかにお過ごしでいらしゃいますか?

12月 澄み切った夜空に月の光が凛として輝く、この時期
寒風に逆らって歩く瞬間。何か身が引き締まって心が落ちつきますでしょう?
一瞬のし~んと静けさに包まれた時、自身の立ち位置が分かるようにも感じます。

朝、ホットチョコレートを味わいながら、今期のchocolat作りの計画を進めています。
夢のあるchocolat 「セピアの宝石」 をお届けしたいと張っ切っております。
いつも応援して下さるお心遣いに心から感謝を申し上げて、気持ちを新たにお届けしたいと
思っております。

  *ブログ更新の為時間がかかりお手数をおかけしてしまいました事
   お詫びを申し上げます。

  *中央大学のセミナーでは中世フランスの美食をテーマに洋菓子を
   紹介して参りましたが5年間、一区切りさせていただきました。
   ご支援頂きました事を感謝申し上げます。

   chocolatier V 福井美弥子
   Dec 9 2018
   (日本ソムリエ協会公認 ワインソムリエ)

新春のご挨拶を申し上げます。

2018年を新鮮な思いで迎えております。
この冬は殊の外お寒さ厳しく、暖かな春が待ち遠しい思いもあります。
皆さまにはお健やかにお過ごしでいらしゃいますか? 今年もよろしくお願いいたします。

chocolat作りは順調に進めておりますが、お手元に無事にお届けするまで緊張しております。
外気温度がとても低いのでchocolatの適温20℃-23℃を保つ難しさがあります。お手元に届きましたら、数日かけてゆっくりと適温に戻して頂けたらと思っております。

エスプレッソの香り、ハーブやミントの風味、ジャスミンの香草、様々な個性のあるお茶と共に
chocolatをかじって頂きたいのです。
カカオの芳醇な香味とのマリアージュをお楽しみくださいませ。
   
   福井美弥子 日本ソムリエ協会公認
          wine adviser

ご無沙汰しております。

 紅葉の響きが聞こえてくるような朝 お健やかにお過ごしでいらしゃいますか?
 12月の夕暮れ時は一年の締めくくりでもあり一番趣のある時ですね。 
街路樹のイチョウやケヤキが黄金色に染まって静かに葉を落とし、まるで一年を惜しむように一枚、また一枚と 台地の土に戻っていく。
 この時期一人皇居東御苑や六義園などを散策しました。
 高層ビルに囲まれて、クリスマスの華やいだ雰囲気の中 日が沈んで暗いシルエットに浮かび上がる木々も素敵でした。
 気分もリフレッシュしてchocolatやお菓子つくりの意欲が沸いてきました。

私のchocolatつくりが始まりました。今年も良い原料が入りました。
張り切ってお届けいたしますので、よろしくお願いいたします。

中央大オープンカレッジ 美食セミナーは5年目を迎えました。

 12月16日(土)、1月27日(土)、2月24日(土)
  14時~16時 駿河台記念館 
  *問い合わせ先 TEL:042-674-2267
   中央大学クレセントアカデミー
 *12月はクリスマスケーキを楽しみます。
     
    福井美弥子

ご挨拶

小雪のチラついた昨日とは打って変わって、今日は大きく青空が広がって、寒風を忘れてしまうほどの明るい陽射し。
春のひかりを感じております。
 皆様にはお健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
今年もchocolatをお目にかけることができましたことを嬉しく思っております。
chocolatは室温にてご保存下さいませ。20~23℃位が適温とされております。
chocolatのセンターガナッシュには各種スピリッツを含ませております。オレンジ、洋ナシ、サクランボ、アニスなどのリキュール、ハーブなどの薬草から作られるリキュール類、そしてコニャクのカミュXOは chocolatの風味を一段と引き出してくれます。
焙煎の濃いモカフレンチからコーヒーエキスを抽出してカミュと合わせたものが帽子をイメージしたボネです。カラメルアーモンドを飾りました。
 一粒をかじりながらウイスキーやコニャックと如何でしょうか?
コーヒーや紅茶は勿論 中国茶は思いのほかハーブ系でぴったり合うと思います。
シャンパンのフルート型グラスに注いで立ち上がるお茶の香りがchocolatの風味を高めるでしょう。
 暖かなお部屋でchocolatを楽しまれるご様子を想像して作成いたしました。
お気に召して頂けましたら嬉しく存じます。

  オフィス福井  福井美弥子          Feb.11.2017

お便り

キーンと凍る寒い朝 炎のような柔らかなオレンジ色の朝日が差し込み、東の小窓を開くあの瞬間は大きなパワーを注がれたように活力が出ます。
ご無沙汰を致しましたが、皆さまお健やかにお過ごしでいらしゃいますか。

今季のchocolat作りは古いクリスマスソングを聞きながら進めています。
Victoria de los Angeles の”El Noi de la Mare”はスペイン、カタルニア地方の曲で心に響きます。
中央大クレセントアカデミーのオープンカレッジは4年目を迎え、12月は真白なメレンゲをデザインしてポーランドのケーキ(ポロネーズ)を創作、メートル・ドテルについての講義の後 紅茶を添えて楽しみました。
1月はミートパイ、2月はチョコレート菓子、ホットワインを考えています。

次回は1月28日、2月25日 (042) 674 2267 クレセントアカデミーです。

Chocolatの適温は20~25℃ 室温に保存してください。柔らかな香味スピリッツの刺激をお楽しみいただけると思います。

   2016.12.25  福井美弥子

chocolatをお届けしています。

輝くような光を受けて赤と白の梅の花が咲きました。
春の気配を感じながらchocolatを作っておりますが、そろそろお手元に届いておられるでしょうか。

chocolatは農産物なのでその年によって味にも変化があります。スイス、ベルギー、イタリア、フランス、ドイツなど有名なメーカーのもの以外、南米の産地の美味しい原料chocolatをテストして今季のお味を決めています。
作る工程はすべて手仕事で味、光沢、形を大切に作っていきます。
センターはガナシュで形を整え、テンパリングした(温度32.5℃)chocolatでトランぺ(チョコがけ)をします。
キラッと輝くセピア色のプチチョコに仕上げていく事に喜びが湧いてきます。
飾りのデザインを描いたり、細心の注意をしてケースに並べます。chocolatは湿度、室温に敏感で環境のすべてがクリーンでなくては良い品質になりません。
光沢を失うので必ず手袋をして箱詰めをします。
芳醇なガナッシュを包み込んだセピア色の宝石を目指して、夢のあるお菓子となるようもっともっと努めなくてはと思っております。

呼吸を止めるほどの緊張感もあるので、クラシックだけではなく集中力が途切れると昔の曲、パンチのある曲を選び、ドナサマーなどガンガン響かせて作成することもあります。

今季のchocolatは如何でしょうか?
お気に召して頂けましたら嬉しく思います。
必ず室温でご保存下さいますように。

余談ですが、偶然手元に懐かしい本を見つけました。
晶文社発行の「チョコレートの本」(1998.2.20発行)です。
今は廃版となっておりますが、私が取材を承ってchocolatへの情熱を熱く語っていました。作り方なども細かく紹介して反響も大きく、多くの方と交流が出来たことを思い出しております。
食文化の楽しさは奥が深いと思います。

2016.02.11
         福井美弥子

徒然に思うこと

映像を見ると今年も激動の1年でした。出来れば明るく楽しいニュースに触れていたいのですが、刻々と伝わる映像には暗く辛いものが多く考えさせられました。

すべて機能を重視して能率的に物事を考え処理するのが、良しとされる現代、忙しく世の中の流れに巻き込まれて、自分自身を見失っていることも多いのではないでしょうか。

少し立ち止まって、ゆとりある情緒的なものの考え方がいかに大切かを振り返る時かもしれません。

幸いにも琳派400年、本阿弥光悦、俵屋宗達、光琳、乾山の美にたくさん触れることが出来ました。

国宝 曜変天目(「稲葉天目」)の静嘉堂文庫美術館は近いので、散歩コースなのですが、リニューアルオープン展がありました。

ここでは光琳につづく琳派の流れ、酒井抱月、鈴木其一の掛け軸に心を洗われました。

日本画の色の美しさは淡い色調の中に秘められる奥深さ、深淵さ、つつましさ、見る人の心に訴える真の強さもあると思います。

平穏の世に生み出された美意識でしょうか。

もう一つ10月ジュリアーノ・カルミニョーラが5年ぶりに来日、ヴィヴァルディとバッハのヴァイオリン協奏曲を聞くことができました。1100年の歴史を持つヴェネツィア生まれ、古楽器の弦でひくストラヴィヴァリウスのヴァイオリンはしびれるような素晴らしさでした。

今年のchocolatはヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲を流しながら作っております。

ご無沙汰をいたしました。chocolatがお手元に届きましたら、大晦日の夜 コニャックなどとお愉しみ下さいませ。

    福井美弥子

PS 中央大学クレセント・アカデミーの講座

   フランス美食の謎 次回 1月23日(土)pm 3時~5時 2月20日(土) pm 3時~5時

    講師:岡元麻理恵
    フランス菓子製作:福井美弥子 

    於: 中央大学駿河台記念館

一年の早いこと

10,11,12月風情のある一番大切にしたい季節なのに、あっと思う間に通り過ぎてしまう.35度を超すあの暑い夏がやっと終わり、ひんやりと心地よい秋の風。
いそいそと秋の色合いでおしゃれをしたり、取って置きのコンサートを楽しんだり、窓から差し込む月の光の中オールディーズのレコードを流して夢多き時代を懐かしむなど。
あの果汁がこぼれるようなぶどうや梨、美味しい果物が実る、すばらしい秋が来ると信じて 猛暑を我慢したのでしようか。

人間の一生も同じかもしれません。試練の時、苦境を乗り越えたその後にこそ人生は明るく開かれるのでしょう。それを信じて人は努力する。
楽しさや苦しさ、良いことも悪いこともいろいろ混ざり合って生きている。
だからこそ、負けまいとやる気が出て、希望が生まれ、生きがいが生まれるのではと思っています。

今年は多くの災害がありました。ニュースに心を痛めております。
クリスマスイヴの今日 改めて心静かに送りたいと思います。
どうぞ お健やかな年をお迎えくださいますように。

Chocolat作りは順調に進めております。届きましたら食べごろは20-23℃が適温と思います。1粒をかじりながらお楽しみくださいませ。

 福井 美弥子       2014.Dec 24


・1月24日(土)、2月21日(土)PM3:00-4:30
 
中央大学クレセントアカデミー,オープンカレッジセミナー
(フランス中世美食セミナー)を昨年に続き開催しています。

Chocolatのひろがり

2014/1/30(木)

 チョコレートを作る時に、今まで私は技術的なことばかりこだわって、夢中になって来たように思います。
セピア色の宝石をイメージして、キラッと輝くような光沢を失わないこと。  一粒、一粒形を揃えて作ること。
一番大切なお味は、純粋なチョコレートの風味を最大生かすこと。
 
そのためにセンターはガナッシュのみにして、カラメル、バター類、などを一切加えずに作っています。味のバリエーションを楽しむために数々のスピリッツを加えて、味に変化をつけデザインしています。

チョコレートが一番美味しい時、12月から3月くらいまで寒冷期のみ、お目にかけています。

古い本になっていますが晶文社出版の「チョコレートの本」でチョコレート作りについて取材を受けたことが大きな励みとなって今日に至っています。
当時、担当をなさった新潮社の疇津真砂子様には、以来いつもお励ましを頂いております。
素晴らしい本で、今読み返してもチョコレートの魅力は尽きません。
35年余 助言を頂いたり、多くの方からご支援を受けてチョコレート作りを楽しんで参りました。
皆さまとお親しくさせていただきました事は嬉しいことでした。

ヴァンサンカン3月号に紹介記事が掲載されましたので、改めてご挨拶をさせて頂きました。
今年の予定は中央大学のオープンカレッジセミナーが2月22日(土)にあり、  <フランス美食史>にてお手伝いをいたします。
次回は秋季となっていますので、中央大学クレセント・アカデミー事務室TEL:042-674-2267へお問い合わせくださいませ。

 ワインアドヴァイザー  福井 美彌子

食文化の素晴らしさ

2013/12/22(日)

この数日、氷のような冷たい雨。そして今日のような青空。

今年はいろいろと変化の多い一年でした。私はそのスピードに遅れてはならないと駆け足をしながら追いかけていました。

10月、椿山荘で日本料理文化博覧会があり、「伝統的な和食の文化を世界の無形文化遺産に」という熱いフォーラムがありました。

パネリストは菊乃井の村田氏、京都吉兆の徳岡氏、木乃婦の高橋氏そして裏千家今日庵文庫長の筒井氏が「和食の伝統を守りながらいかに発展させるか」を語られました。

夜は京都料理芽生会の20店舗、若主人たちの特別料理を頂きました。
日本中から集められたぷりぷりの生き生きした食材をいかに和の料理に生かすか、職人の強い意気使いが伝わるお懐石の数々でした。

500人を超えるテーブルでは運ばれる料理のひとつひとつに歓声があがっていました,熱い椀ものは熱く、食材の旨味、香りを逃すことなく封じ込めて出されます。

そのタイミングの良さ、細やかな心遣い、和食ならではの美、口当たりの良さでした。
一言で旨味と表現されますが、旨味のなかに淡い味わいが隠されていて、和食ではこの淡い味が重視されていると感じました。

技法を積み重ねることで伝統を引き継ぎ、現代に適用することで更に発展させる。京都のお懐石に込められた熱い心意気に強く感動したひと時でした。

ユネスコの認定を受けたことで和食の素晴らしさが見直されて、家庭の中で再び花開かせることがもっと大切になるのでしょう。

12月、チョコレート作製を始めました。集中力がいるので少し緊張もしています。
ショパンのノクターンを3-4曲、リストの「伝説:アッシジの聖フランシス」などCDを聞きながら、心を静めて進めています。

お手元に届きましたら20度~23度でお楽しみ下さいませ。マンデリンなど焙煎の濃いものに合わせて試されては・・・いかがでしょうか。

MERRY CHRISTMAS & HAPPY NEW YEAR

福井 美弥子

Chocolat セピア色の宝石を求めて

2012/12/23(日)

今年の紅葉は殊のほか紅色が鮮やかで、長く楽しめたのではないでしょうか。

山腹は錦絵のような色どりに染まり、黄昏色の夕日が金色の網をかける。息を呑むような美しさでした。日本はくれない色が加わるので、なおさら綺麗なのでしょう。

紅色、緋色、寿色、萌黄色など和の言葉は、色だけを表現するのではなく、お香を焚きしめたような奥ゆかしさや、趣きをも伝えます。この紅葉した秋の高原を目にした時、日本語の美意識の繊細さ、奥深さを改めて感じました。

これでもかと強く、誇らしげに咲き競う南国の花ではなく、控えめで自然の中に溶け込んで咲く野草のような花。静かに楚々としているのに、何か人の心を動かすような趣のある花、自然の景色にのみ込まれているのに、その花の美しさがキラリと光り、人の目にとまり、人の心に感動を与える。

和の美しさは凛として、しかもさりげなく、静けさのある美ではないかと思います。
この控えめな良さに憧れを感じます。

この美の感覚は、料理やお菓子作りでも同じ、お味だけではなく目で楽しむ要素はとても大事なのです。食材の彩りを考え、美味しく見える盛り付け方、デザインする事はとても大切になります。作る人のセンスが見えてきます。日本の食文化はさらに奥が深いと思います。

私はセピア色の宝石に魅力を感じて,Chocolatに憧れを持ちました。

今年は12月からChocolat作りを始めています。
お手元に届きましたら適温20-23度でお楽しみ下さいませ。
コーヒーや紅茶は勿論ですが、Chocolatに加えている同じスピリッツと合わせてみては如何でしょうか。

ボナパルトはシャルトリューズ、マリールイズはアニスの酒、ロマノフはグランマニエ、ボネはカミューのXO、プペットも同じ、トリフはラム酒等です。

 また新しいお味が口一杯に広がると思います。暖かいお部屋でどうぞお試し下さいませ。

“Merry Christmas & Happy New Year“

福井 美彌子

平安を祈り続けた1年

2011/12/25(日)

今年は多くの方々が悲しみ、一日も早い平安を祈ったことか、変動の多い1年でした。
微力ながらクッキーやパウンドケーキを作りバザーに提供するなど、何か出来ることをしなくてはと考えながら過ごした日々でした。
長く続けられることが大切と思っています。

今年目にした、街角のクリスマスのイルミネーシヨンは殊のほか青白い印象があり、静寂さ、神秘的な輝きがあって、空想が広がるようなゆとりを感じます。今までの当たり前であった価値観が崩れおちたような虚しさのなか、反省し心静かに熟考して、前を向いてもう一度力強く行きましょう。と励まされる思いがします。

デザインした方の創造力のすばらしさ、パワーに感動しました。普段何気なく通り過ぎてしまっていたことも、あの震災後 目にする一つ一つが大切に思えてこの感動を大切にしたいと思うようになりました。

 12月に3回のワイン会を行いました。仏料理をコースでワインとのマリアージュをテーマにしての食事会ですから、メニュー作りにも苦心して緊張した日々でした。
お気に入りの白Philippe Pacalet.2002.Corton Charlemagne.GrandCru . CocheDury.2000.Meursault、1992.Corton Charlemagne. 1979.Chassagne-Montrachet
とって置きの赤 1994. St.Emilion. Grand Cru. 1980.Ch. Margaux など私のカーブで共に暮らしたワインを楽しみました。

さてChocolat作りを進めておりますが、例年どうり出来ることを大変幸せに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎え下さいませ。

セピアの宝石

2010/12/23(木)

きりっとした寒風の中、輝くクリスマス飾りの並木道を歩いてみました。黄色のいちょう、けやきのオレンジ色、色どり豊かな落ち葉の上をカサカサ音を立てながら踏みしめました。凛とした冷たい空気は心を引き締めてくれます。

 晩秋の11月、2年前出会って以来、すっかりファンになっているバロックヴァイオリンのジュリアーノ カルミニョーラが来日しました。
chocolat作製は何時も カルミニョーラのCDを聞きながらしていますので、もしかしたらバロック調の風味がchocolatの中に かもし出されているかも知れません。

 カルミニョーラのストラディヴァリウスは古楽器の絃に張り替えてバロックの楽曲に幅を広げています。バロック、ロマン派、古典派と広いレパートリーで評価されている音色は心の奥をゆさぶるような深淵さがあります。

 バロック音楽は神秘的でゆったりとした豊かさと温かな音色がありとても魅力的です。

カルミニョーラのヴァイオリンを聴きながら、イタリア絵画のルネッサンスーマニエリスムーバロックへの流れ、ティツィアーノやエルグレコ、パルミジャニーノ そしてコレッジョなどの絵画を想像します。原色でない中庸の文化に通じる良さを感じます。

 私のイメージするセピア色の宝石・chocolatとどこかぴったり合うように思うのです。この夢物語はまだまだ続きます。追っても追ってもまだまだ続く遠い夢。

 今回もまた夢を目指してchocolatを作り始めています。どうぞ暖かなお部屋でお楽しみくださいませ。

 Merry Christmas!
 Miyako Fukui

チョコレートとのマリアージュ

2009/12/19(土)

静かな宵闇に一瞬、輝きを撒き散らすようなようなクリスマス飾り。リースやサンタ、トナカイなど・・・。12月には心ときめく時がありますね。

今年2月には“TOKYO TASTE”(料理サミット)で憧れのシェフのPierre GagnaireやFerran Adria、松久 信幸、Joel Robuchonの料理を間近かで勉強できました。
さすがに世界の料理人! 食に対するポリシーがしっかりと前面に出た手法はすばらしい芸術でした。

11月の“Vinitaly”では思いがけずチョコレートに合うワインを見つけました。<BRACHETTO D'ACQUI D.O.C.G>です。BanyulsやSherryはもちろんですが、またひとつ仲間が増えました。

そして12月の Leopold Gourmel社のコニャックセミナーでは、あっと驚くものがありました。<Age des Epices 20carats '82>です。
ビロードのような滑らかな口当たり、アルコール分は熟成してマイルドになり、余韻は長いものでした。
バニラやシナモン、ジャスミン、干しりんご、スーボア、ハーブそしてコリアンダーなど、複雑に香りが入り混じって厚みとコクを秘めています。
魅力のある優美な琥珀の美酒でした。

お目にかける私のチョコレートは、数々のスピリッツを加えていますが、このコニャックにはぴったりと合い、ベターハーフを見つけた感動がありました。
コーヒーや紅茶にもよく合いますが、中国茶をフルート型のシャンパングラスにそそぎ、香りを閉じ込めて愉しむのもおしゃれでしょう。

メリークリスマス! どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

*今年もお問い合わせは下記で承っております。

・店頭販売先(要予約)
 田園調布 Pate(パテ)屋
 TEL:03-3722-1726
 東京都世田谷区玉川田園調布2-12-6
 FAX:03-3722-1727

・直接配送扱い分
 オフィス福井 E-mail:tmfukui169@yahoo.co.jp

*価格(送料別)
 5個入り:\1,800.-
 10個入り:\3,500.-
 15個入り:\5,000.-

今年のチョコレート

2009/1/17(土)

TEMPTATION
ぺリーコモの甘い歌声を思い出していただけますか。
にぶく輝くセピア色の一粒 chocolatには誘惑の一言がぴったりします。
chocolatierの思いは愛好家を“セピアの宝石”の世界に引きずり込むことです。もちろん私自身もchocolatの持つ気品ある美しさに憧れ続けてきました。しかしchocolatは気むづかしく、温度、湿度、天候にも敏感に反応して作り手を苦しめます。デリケートな素材ゆえ油断は許されません。

chocolatづくりは集中力と忍耐力が養われる場でもありました。
 
chocolatは手づくりの良さを最大発揮できる究極のお菓子でもあります。
きめ細かい輝き、香ばしい風味、滑らかな口溶け、chocolatの持つ品格を最大限引き出すためには丁寧な手づくり作業が必要になります。

今年もまた心を集中させてchocolatの芸術をお伝えしたいと思います。
Chopinを聞きながらsherry酒といかがでしょうか・・・。


◎雑誌「リアルデザイン」09年3月号(1/16発売) ei出版社に紹介されていますのでご覧くださいませ。

今年のチョコレート作りを始めました

2007/12/23(日)

木々の紅葉がハラハラと風に舞っております。
日暮れ時赤く燃える夕日を眺めながら自然のゆっくりとした時の動きに感動を覚えます。

私は充電のため、シチリアに続いてトスカーナ地方への旅行をしました。
ライフワークとして続けているフランス料理の原点を感じたかったからです。

ルッカで食したFarroのスープは郷土の味そのものでした。
ワイン畑を眺めながら 赤ワインVino Nobile di Montepulcianoと組み合わせた茸ポルチーニ料理など、
地元の食材を最大生かした美味しさは素晴らしいものでした。

歴史の重さを伝えながら日々の淡々とした暮らしの中で生み出された味なのでしょうか。
古代エトルリア文化の誇りが伝わってきました。
イタリア文化をもっともっと知りたいとの思いは高まっています。

さて、12月からチョコレート作りを始めています。

30年近く前の雑誌ミセス第18号愛蔵版に掲載されて以来クリスマスからバレンタインのシーズンのみ作り続けてきました。

リピートして下さる皆様に支えられ、お励まし頂きながら今日に至っております
一粒一粒手作りするチョコレートへの思いは大きくなっておりますが、ご期待に沿うよう緊張感を持って努力を重ねて参ります。

メリークリスマス 素敵な日でありますように。                
ワインアドバイザー 福井美弥子 Email:tmfukui169@yahoo.co.jp

雑誌記事のご紹介

2007/1/27(土)

今月書店店頭に並んでいる「婦人画報」2月号のチョコレート特集記事の中で作品が紹介されています。

CHOCOLATIER Vからのお知らせ

2007/1/1(月)

明けましておめでとうございます。

幼い頃 父から贈られたベルベットの赤い小箱。控えめに並んでいたのは いぶし銀の光を放つセピア色のチョコレート。こぼれるように漂う香ばしいカカオの香り。この思い出はその後の私の趣味の原点となりました。
ダーク色に輝く小さな粒、口の中に放り込んだ時の力強さ、チョコートの持つ重厚で気品のある風味は多くの人をとりこにするでしょう。

35年余りフランス料理の食文化に魅せられてプロの技術をいかに家庭に取り入れるかを工夫してまいりました。
'90、日本ソムリエ協会のソムリエ認定試験にパスしてからワインと料理とのマリアージュをテーマにワイン会を開いたり、料理サロンを続けることになりました。

チョコレートは12月から2月末まで田園調布の Pate屋(Tel;03-3722-1727)、虎ノ門のワインブティックVin sur vin(Tel:03-3580-6578)で販売(要予約) 手作り限定品として香り高い作りたてをお渡ししています。

  • ショコラティエ サンク
    ChocolatierV
  • 営業時間
    毎年、11月~3月に受注しております。
    直接配送を承っております。
    tmfukui169@yahoo.co.jp までお問い合わせください。

    クリスマス、バレンタイン、ブライダル等、ご注文をお待ちしております。

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